肥満は長年の生活習慣に左右され、遺伝子の影響も少しあるぐらい、という自分の中の常識を覆す記事。
要約すると、母親の肥満度が赤ん坊の出生時体重に直接関わってくる、とのこと。
妊娠時の肥満度、そして妊娠中の増加体重の二点が影響する模様。
例えば、妊娠中に24 kg以上体重を増した母親は、8-10 kg体重が増えた母親に比べて、4 kg以上重い赤ん坊を産んだとの調査がある。言い換えると、母親が1 kg体重を増す毎に、赤ん坊の体重は7.35 g増える。
元々は低体重児の出生を防ぐために、妊娠時の母親は有る程度の体重増加を勧められる。
しかし、有る調査によれば、勧告通りの体重に留められる母親は全体の4割に留まる一方で、通常体重の母親の1/3、肥満の母親の1/2以上がこれを超える体重を身にまとってしまうという。
更に、1990年代に比べ2000年代はこの傾向がより強くなるなど、特に欧米における負のスパイラルが浮き彫りになる調査結果もある。
いくら出生時体重が高くとも、要は本人とその教育環境次第で肥満は避けられるという社会通念は変わらないだろうけれど、以下に示すような推奨体重増加量を守った方が懸命であろう。
¶28 to 40 pounds for thin women, with a B.M.I. of 18.5 or lower.自分の周りにいる母親とその候補ぐらいには少なくとも、この話を伝えるべきだと思う。
¶25 to 35 pounds for normal-weight women, with a body mass index of 18.6 to 24.9.
¶15 to 25 pounds for overweight women, with a body mass index of 25 to 29.9.
¶11 to 20 pounds for obese women, with a body mass index of 30 or higher.
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